ギリシャ 2012 4 28

 ギリシャというと、日本では、
すっかり金融危機を連想するようになりました。
 しかし、本来であれば、ギリシャは、観光の国です。
また、食事も魅力的なものが多いでしょう。
 今日、紹介するのは、ギリシャ・ヨーグルトのことです。
森永乳業の「濃密ギリシャ・ヨーグルト」は、
今まで味わったことがないような食感です。
これは、ギリシャの伝統製法「水切り製法」で作られたヨーグルトです。
 食感は、レアチーズケーキに近いものがあります。
ヨーグルトが好きで、かつチーズが好きな人には、最高の一品でしょう。
 ところで、新たに名物となったギリシャ危機の方は、
依然として、抜本的な解決がないまま、時が過ぎたように思います。
 本来であれば、一昨年のギリシャ危機の時、
ギリシャを破綻させて、
同時に、ギリシャに融資していた銀行には、公的資金の注入をしていれば、
今頃、ギリシャは、身軽になって、観光業で復活していたでしょう。
 私は、2007年に「後の祭り」という文章を書きました。
これは、日本の失敗を欧州に繰り返してほしくないために、あえて書きましたが、
結局、欧州は、日本と同じような失敗を繰り返すことになるかもしれません。
欧州版の「失われた10年」になるかもしれません。
 当時、日本では、貸し手責任論が強く出ていましたが、
欧州危機では、借り手責任論が強かったと思います。
しかし、融資額が過大であれば、貸し手にも責任はあったはずです。

後の祭り 2007 11 25
 今日もまた、日本のバブル崩壊後(失われた10年)について、
話をすることにしましょう。
 今でも、よく言われることは、
バブル崩壊の初期の段階で、つまり1992年に、
当時の宮沢首相が、不良債権問題を一掃するために、
公的資金を10兆円程度投入すべきであると主張したことがあったと思います。
 しかし、この話は、いつの間にか立ち消えになりました。
それは、当時、住宅金融専門会社に対する、
7000億円程度の公的資金投入ですら、世論が大騒ぎとなっていたからです。
 当時の雰囲気では、やはり貸し手責任論というものが非常に強く、
7000億円程度の公的資金でも、非難の的になっていたのです。
ましてや、10兆円の公的資金など、口が裂けても言えない雰囲気だったのです。
 今から思えば、1992年に10兆円の公的資金投入を断行していれば、
「失われた10年」にはならなかったでしょう。
そして、日本のバブル崩壊後は、軽傷に終わった可能性があるのです。
 すべては、後の祭りなのです。
あの時、1992年に、公的資金を10兆円程度投入していれば・・・・・。




























































スマートフォンのトップページへ